鏡の向こう。11

ぼくは苦笑しながら話を戻して、モリグチドーの物流て、ここに移るまえは浜津市の別の会社がやってたんです

あ、そうなの?浜津市にあったのと、野垣さんは啜っためんを歯で断ち切ってからいう。

そうです。んでぼく、そこもよく行ってたんです

あー。じゃあ、仕事のやり方なんてよく知ってるわけだね

まあ、そーゆーことなんですけど。でもここにはじめて来たときは酷かったです

ズルズル。はふん、はふん

みんなやり方知らないけど、やっぱり自分たちのやり方は自分たちで決める、てなるじゃないですか

ズルズル、ズルズル。ふんふん

だからこっちが前からやってること、品物の安全のためにこうするのが当然だよね、てことでも咎められるんです。却下されるんですよ

ほー、

ま、その後ここの人たちもいっぱい失敗したとおもいますけどね

じゃあ、と野垣さんはぼくの目を覗きこんであなたは帰ってきた流れ者なんだね。佐東さんはと笑う。

どこをどーすればそれが今の話の結論になるのだろうか。

流れ者ですか。まあ、派遣なんてみんな流れ者ですよ